トリビア

アミノ酸系界面活性剤シャンプーとは

アミノ酸系シャンプーとは、洗浄成分(界面活性剤)に アミノ酸系の界面活性剤を使用しているシャンプーのことです。

アミノ酸は、私たちの体の組織のもとになるタンパク質を構成している成分です。

タンパク質は、数百個~数千個のアミノ酸が連なって出来ています。

アミノ酸系シャンプーは、現在あるシャンプー剤の中で最も低刺激で、洗浄力がやさしいので、頭皮や髪に負担がかかりにくいです。

汚れと余分な皮脂は洗い流しますが、皮脂を根こそぎは落としません。

頭皮に必要なうるおい成分を、残したままにしておくことができるのです。

 <スーパーやドラッグストアなどで一般的に売られている大手メーカーのシャンプーのほとんどは高級アルコール系界面活性剤を使用しています。高級アルコール系界面活性剤のシャンプーは食器洗剤、洗濯洗剤、カーシャンプーなどと同じ系統の界面活性剤です。洗浄力が強く油分が残らずサッパリしますが、頭皮の油分とりすぎは頭皮に良くありません。洗浄力が強いので髪の保湿成分まで多く洗い流してしまいます。>

アミノ酸系系シャンプーは、刺激がほとんどないので、敏感肌、アトピーや抜け毛に悩む方にも合っています。

フケやかゆみにお悩みの方にも効果的です。

美容院でカラーやパーマを施術した後のホームケアに人気のシャンプー剤です。


アミノ酸系のデメリットもお伝えします。

原料の価格が高いため、商品価格も市販品より高いです。

保湿性が高く、髪がしっとりしがちで、細い毛の人だとボリュームを出しにくい事があります。

洗髪後の爽快感(清涼感)は高級アルコール系などの洗浄力の強い物のようには感じにくいです。


中にはアミノ酸系とうたっている安いものもあります。

高級アルコール系シャンプーに、ほんの少しだけアミノ酸成分を入れただけのものです。

カラーやパーマ後の方は、ホームケアに使うシャンプーは、

成分表示を見て、アミノ酸の洗浄剤が主成分で高級アルコール系でないかチェックする必要があります。

ヘアカラーやパーマの持ちを良くしたければです。


以下、主なアミノ酸系界面活性剤の成分表示です。
ラウロイルサルコシンTEA
ラウロイルアスパラギン酸Na
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンTEA
ラウロイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
ココイルグリシンK

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